旧山形県庁舎
1926年(大正5年)6月15日落成。煉瓦造3階建て。外壁は花崗岩の石張り。スレート葺き。内装は装飾の施された漆喰壁が主体。幅62メートル、奥行き40メートル。延べ床面積6659平方メートル。権威主義を醸す英国ルネッサンス様式の意匠。
設計した田原新之助はコンドルの内弟子として建築設計を学び始め、工部大学校(東大工学部の前身)で教鞭を執った曽禰達蔵の下で働き、曽禰中條建築事務所に就職。事務所の中條精一郎が米沢市出身だった縁で設計に当たった。落成の2カ月後、田原は死去した。
1877年(明治10年)築の庁舎が山形大火で焼失後に建てられた。
新しい県庁舎が建設され10数年放置されていたが、1986年に県が創建当時への事業に着手。95年に完了し、文翔館の名で山形県郷土館として一般公開されている。
旧山形県会議事堂
1883年5月落成。設計は庁舎と同じ田原新之助。煉瓦造2階建て。旧庁舎と渡り廊下で結ばれ並んで建てられている。英国ルネッサンス様式に変わりはないが、外壁は赤煉瓦と石積の縦ストライプを用い、イギリス庭園との相性も良さそう。
当初から公会堂としての性格も併せ持って計画され、広い議場の議員席も固定席ではなく、講演会や演奏会などに使われていた。1930年、新議事堂が建設されたあとは改造され事務室として使用された。
ともに国重要文化財
山形市旅篭町三丁目
山形県生涯学習文化財団「遊学館&文翔館」